Ｐマン観察日記

電車には優先座席というものがあります。
お年寄りの方や身体の不自由な方を優先的に座らせてあげましょう、という席です。

しかし私は思います。
優先座席なんて必要ないのではないか、と。

そういう方が電車に乗ってきたら普通の席でも譲るのがマナーではないでしょうか。

みんなが譲り合う精神を持っていれば優先座席なんてものは無くてもいいのです。

先日、私が電車に乗った時の話です。
その日の車内はそこまで混んでいるというワケではありませんでしたが、座席はほぼ埋まっていました。
私はひとつだけ空いている席を見つけたのでそこに座ることにしました。
すると隣の車両からひとりの妊婦さんが現れました。
きょろきょろと辺りを伺い、空いている席がないか探しているようです。
私は立ち上がりその妊婦さんに席を譲りました。
妊婦さんは「ありがとうございます」と言いました。

次の駅に着いた時、ひとりの老人が乗ってきました。
腰が悪いのか背中が９０度くらい曲がっている老人です。
９０度も曲がっていてはつり革を持つことも不可能です。
もし電車がカーブなどで揺れたら、老人は間違いなく転んでしまうでしょう。
しかし誰も席を譲ろうとはしません。
みんながみんな見て見ぬフリです。

と、その時
電車がカーブにさしかかり大きく揺れ、老人は足元がふらつき、先程の妊婦と見事ドッキングしました。
そこに上から縦長のおっさんが降りてきて更にドッキングし、みんな消えてしまいました。

あー、久しぶりにテトリスやりたい。

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